2008/04/27

桜橋と凧揚げと風蝶と

今日は天気がよかったので、隅田川沿いに桜橋の方までお散歩に♪

桜橋に近づくと、遠くの空に凧が揚がっているのが見えました。お正月以外に凧を揚げているなんて珍しいと思いながら、桜橋をわたって行くと、中程になにやら大きな糸巻きを持った御人が・・・。

「えっ・・・。あの凧、ここから揚げてるの!?」

と思いながらしばらく眺めていると、みるみる内に糸を巻き上げて凧が帰ってきました。武将の描かれた立派な角凧。この天気の良い日に、隅田川で凧揚げなんて、なかなか粋です。橋の上のベンチに腰掛けて、しばらく見ていることにしました。

絵を(折り曲げずに)入れられるような大きなバッグの中には、たくさんの凧が入っていて、ときどき付け替えては揚げている様子。揚げるのもあっという間で、みるみる内に糸が延びて凧が小さくなって行きます。

ある程度高く揚がると、糸を固定して手を放し、木製のケースから何かを取り出してきました。なにか大きな蝶々のようなもの。フータン(風蝶)というものだそうです。既に揚がっている凧の糸に吊るすと、風を受けてするすると空へ飛んで行き、上まで行くと羽を閉じて戻ってきます。これは面白い!凧にこんな楽しみ方があるなんて知らなかったです。

(参考:風蝶 http://www.asahi-net.or.jp/~SA9S-HND/agal-981-20.html

話をきくと、凧のことを色々と教えてくれました(ちょっと凧揚げもさせてもらいました)。木工をされている方だそうで、凧も糸巻きも風蝶も全て手作りだそうです。この日は、6 年ぶりに作った新作の凧を揚げにきたとのこと。まるで風と会話をしているようでした。

橋の上から見上げる空はとっても広くて、風もよく通るので凧揚げには絶好のポイントみたい。こんなに空を見上げるのは久しぶり。よいものを見せていただきました。

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